熊本市北区八景水谷にある八景水谷公園(はけのみやこうえん)へ行ってみました。
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八景水谷公園は、第5代肥後藩主細川綱利(ほそかわつなとし)によって開かれた公園で
豊富な湧水量を誇る八景水谷水源は熊本市の上水道の水源としても利用されています。
ちなみに八景水谷とは細川綱利がお茶屋を設けて
ここから八つの景を読んだことに由来するもので
  その八景とは、三嶽青嵐(さんがくせいらん) 、金峰白雪(きんぼうはくせつ)、
熊城暮靄(ゆうじょうぼあい)、壺田落雁(こでんらくがん)、浮島夜雨(うきしまよさめ)、
龍山秋月(りゅうざんしゅうげつ)、亀井晩鐘(かめいばんしょう)、
深林紅葉(しんりんこうよう) だそうです。  
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水道記念館(旧八景水谷水源地第二送水ポンプ室)です。
1924年(大正13年)の上水道創設から1967年(昭和42年)まで
ここから立田山配水池へ送水するためのポンプ室として使用されていました。
煉瓦壁と上部モルタル壁の取り合わせ等、大正時代の建築様式は
文化庁の登録有形文化財にも登録されています。
なお、この水道記念館は「水の科学館」の新設に伴い現在常時開設はされていません。
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広い芝生広場周辺には桜などが植えられており
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周りを流れる小川には多くの水生生物なども生息しています。
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加藤清正公塑像
1925年(大正14年)に開催された「熊本市三大事業記念国産共進会」
(上水道湧水、市電開通、23連隊移転を記念)の際
巨大な噴水等の上に建てられたもので、会終了後この地に移設したものです。
どちらかと言えば、鎧兜姿などの勇敢な像のイメージのある加藤清正公ですが
熊本の治水土木にも多くの功績を残しており
この像はその治水土木を指揮した雄姿を現しています。
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水清く
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自然豊かな遊水地です。
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中央の中の島には
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水神様が祀られています。
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豊富な湧水は
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清流となって公園の横を流れていきます。
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公園内には「水の科学館」もあります。
熊本の地下水と水道を中心に水について学ぶことのできる施設で
中央の水遊び広場はこの時期子供たちに人気ですが
あいにく新型コロナウィルスの影響で休館中でした。
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八景水谷公園
熊本市北区八景水谷1丁目
熊本電鉄八景水谷駅より徒歩約5分
無料駐車場有