熊本県玉名市の小岱山の中腹にある「蓮華院誕生寺 奥之院」は、この玉名で
生まれた皇円大菩薩を本尊としておまつりする真言律宗のお寺です。
昭和53年に建立された比較的歴史の新しいお寺ですが、「一願成就」や「厄払い」の
お寺として、多くの人が参拝に訪れます。
心経門をくぐって中に入ります。
入ってまず目に入るのが、ひときわ大きい大梵鐘「飛龍の鐘」です
直径9尺5寸(2,88m) 高さ15尺(4.55m) 重さ1万貫(37t)
と世界一の大きさを誇ります。
仁王門には左右に
九州一と言われる
総高3.9mの
大仁王尊像が
あります。
不可越金剛王(阿形) 相向力士王(吽形)
「阿」「吽」あ・うん・とは一つの事を成し遂げる時の呼気と吸気、
気の一致を表しています。
奥之院と言えば、やはりこの五重の御堂でしょう。
五重の御堂を背にしながら、石段の上にある像を目指して上ります。
途中石段から振り返ると、先ほどの五重の御堂が見えます。
この位置から見る姿も何だかいい感じです。
石段を登り切ったところにあるのが皇円大菩薩の大仏像
これも高さ13mとかなりの大きさです。
その大仏像の裏側には、眩いばかりに輝く大日如来像の姿が。
玉名市街を一望する展望所には、縁結びの鐘があります。