熊本県玉名市にある蓮華院誕生寺です。
以前、このブログで小岱山中腹にある世界一の大梵鐘で有名な「奥之院」を
アップいたしましたが、今回は、玉名市築地の市街地にある「本院」の方の
記事になります。
参道に石灯篭が並ぶその先にあるのは
初代蓮華院誕生寺住職 川原是信大僧正像です。
本尊である皇円大菩薩から霊告を受け、昭和5年に皇円が誕生したこの地に
蓮華院誕生寺として中興した際、尽力を尽くされました。

平成五重塔
平成9年に完成した総青森ひば造り、高さ35mの純木造の五重塔です。
奥之院の「飛龍の鐘」には及びませんが、ここにも立派な梵鐘があります。
南大門
今から400年ほど前の戦国時代に、戦乱によって焼失されたと言われている
南大門ですが、平成23年に現在の姿に再建されました。
高さ15m、横幅20m、奥行10mに達する これも青森ひばによる総木造の二重門で
一層部分に四方を守護する高さ4mの「四天王像」がお祀りされています。
その像を個別に見て行きましょう
↓まず正面門左側から
増長天 (南方守護) 持国天 (東方守護)
門の反対側には
多聞天 (北方守護) 広目天 (西方守護)
もと横綱朝青龍を心象モデルに こちらは横綱白鵬を心象モデルにして
5年半の歳月をかけて造られたものです。
いずれも邪鬼を踏みつけています
備州ひのきを使用し、眼は水晶で作られた玉眼が睨みを利かす迫力のある表情です。
なるほど、そう言われてみると、確かに両方の像とも
何となく横綱のイメージがありますかね。
小岱山中腹にある蓮華院誕生寺「奥之院」を参拝されることがあったら