佐賀県の名湯武雄温泉、と言っても今回は温泉の話ではなく建物の話ですが。
武雄市武雄町の温泉入り口にある竜宮城のような朱色の建物
地元佐賀県唐津市出身の建築家、辰野金吾博士による武雄温泉楼門です。
大正4年(1914年)に建てられ
天平式楼門と呼ばれ釘を一本も使用していない建築物です。
大正4年(1914年)に建てられ
天平式楼門と呼ばれ釘を一本も使用していない建築物です。
国の重要文化財にも指定されています。
また辰野金吾博士は、東京駅の設計者としても知られています。
東京駅のドーム状の天井部分には、東西南北を除く、八つの方位を示す
また辰野金吾博士は、東京駅の設計者としても知られています。
東京駅のドーム状の天井部分には、東西南北を除く、八つの方位を示す
干支のレリーフがあります。
同じ時期に建てられた武雄温泉楼門二階の天井部分にも
東京駅にはない東西南北を示す、四つの干支があり
これを合わせると、くしくも十二支が全部揃うことになるのです。
東京駅にはない東西南北を示す、四つの干支があり
これを合わせると、くしくも十二支が全部揃うことになるのです。
写真は一階の天井部分です。
二階の天井部分は通常は見ることが出来ず
こちらも辰野設計によるもので同じ時期に建てられ
楼門と共に国の重要文化財に指定されています。
二階の天井部分は通常は見ることが出来ず
一階にその天井部分の干支の写真が掲示されています
赤煉瓦の洋風建築の東京駅と辰野博士の建築としては珍しい
和風建築の武雄温泉楼門ですが
東京駅から遠く離れた故郷の温泉地に
こんな関連性があったとはちょっと意外な気がします。
赤煉瓦の洋風建築の東京駅と辰野博士の建築としては珍しい
和風建築の武雄温泉楼門ですが
東京駅から遠く離れた故郷の温泉地に
こんな関連性があったとはちょっと意外な気がします。
武雄温泉新館です。
こちらも辰野設計によるもので同じ時期に建てられ
楼門と共に国の重要文化財に指定されています。
床のタイルも当時貴重なもので豪華でモダンな感じがします。
新館二階から見た武雄温泉楼門