中島の九州ブログ

九州内の名所や行事などを紹介したブログです。 ご覧いただきありがとうございます。

2021年03月

春爛漫、桜の美しいこの時期、熊本県阿蘇郡南阿蘇村に桜を見物へ行ってきました。
まずは阿蘇の代表的な桜の名所でもある「一心行の大桜」
この時期に合わせて現在「第23回南阿蘇桜さくら植木まつり」が行われています。
(4月10日(日)まで)
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この一心行の大桜は
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天正8年(1580年)島津氏との戦いで戦火に散った
矢崎城城主・峯伯耆守惟冬(みねほうきのかみこれふゆ)の菩提樹で
惟冬と家臣を弔うためこの地で一心に行をおさめたのが名前の由来となっています。
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樹齢約400年、樹高14m、枝張り東西21.3m、南北26m、幹周り7.35mの山桜です。
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幾多の台風などにより、その枝ぶりも昔と幾分変わりましたが
四方に伸びる大きな枝は歴史の重みと共に
何本もの支柱によって支えられています。
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一心行の桜を見物した後は会場の出店で「一心行さくらソフト」を食べてみました。
さくらの香りを抽出したエッセンスを使い桜葉の塩味をプラスした
期間限定和風ソフトです。
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続いて熊本県野外劇場「アスペクタ」へ
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2009年(平成21年)に地元出身の長野貞春氏によって
約1万本の河津桜の苗木が寄贈されたのをきっかけにIMG_8941_1
敷地内には多くの桜が植えられています。
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訪れた時期は「ソメイヨシノ」の他
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山道を上って行くと
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「陽光桜」が見頃を迎えていました。
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日本原産の交雑種のサクラで
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ソメイヨシノよりちょっと開花時期が早いようです。
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青空に鮮やかなピンク色の花びらが映えます
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桜の向こうには根子岳や野焼きの煙なども見えます。
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天気にも恵まれ、大自然の中で南阿蘇の美しい桜に
心もちょっと癒されました。

熊本県八代市妙見町にある八代宮は妙見宮とも呼ばれ、地元では妙見さんとして
親しまれている神社です。
毎年11月に行われる九州三大祭りのひとつ「八代妙見祭」は特に有名です。
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大鳥居の横にある
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八代市指定天然記念物の妙見宮の樟
推定樹齢600年以上とされています。
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八代妙見祭展示館には
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祭りの亀蛇などが展示されており
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その前には亀蛇さんの卵(がめの卵)も
撫でれば病気や災難をふせぐ魔除け、健康をもたらす神様とされています。
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四脚門前の狛犬
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さざれ石
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妙見由来、亀蛇碑の由来があり、ここでも亀蛇の
頭を撫でれば幸福になり、お尻を撫でれば病気しないと伝えられています。10IMG_7591_1
境内社・大宮社
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ご神木・中国原産のかりんの木
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県重要文化財指定の拝殿
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鮮やかな朱色の本殿は平成27年(2015年)に修復されています。
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本殿の木鼻
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参拝した後、開運招福お守り入おみくじをひいてみました。
開運を招く縁起物のお守りが入っており
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招き猫が入っていました。
運勢も良かったし、これからいいことがあるかも。
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熊本市の象徴的な山でもある「金峰山」に登ってみました。
画像は熊本市西区の国道501号線から見た金峰山です。
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個人的には直線道路の先に左右対称の金峰山(一ノ岳)が正面に見える
この辺りからの風景もいいかなと思います。

車で上まで行ってみます。
本来なら「さるすべり」あたりから徒歩で登りたいところですが
岩がごろごろとしているこの登山道は結構きついです。
根性なしなので、今回は横にある一方通行の道を車で上まで行ってみました。
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駐車場に車を停めて北からの遊歩道を上って行くと数分で
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熊本県内の各放送局の送信用アンテナが見えてきました。
これを過ぎると頂上です
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標高665mの頂上には金峯山神社があり、拝殿が新しくなっていました。
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この日はちょっと曇っていましたが、展望所からは
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東側に熊本市街方面と
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西側には有明海とその先には島原方面も望めます。
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展望所で手のひらに餌を置いておくと人懐っこい野鳥(ヤマガラ)も寄ってきます。
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山頂から下まで降りて鳥越峠にある「峠の茶屋」へ
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夏目漱石の小説「草枕」の舞台にもなったところで
現在ここは資料館になっています。
「おい」と声をかけたが返事ない という有名な一節がありますが
入るとすぐに管理人の方から声をかけられて
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夏目漱石に関する資料などいろいろ説明していただきました。
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峠の茶屋から西に行くと
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追分交差点近くに草枕の道があります
この辺りは「草枕ハイキングコース」になっており
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歌碑と
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杉林の中に石畳が続く道があり、なんとも風情があります。
吾輩は漱石である。
なんちゃって漱石になり切ってここを歩いてみるのもいいかも
山路を登りながらこう考えました。

草枕の道から西に行くと、もう一つの峠の茶屋「野出峠の峠の茶屋」があります。
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ここには茶屋はなく、石碑と
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少し離れたところの公園には歌碑が建てられています。
ここから更に天水方面に行くと小説「草枕」の舞台となった前田家別邸や
草枕交流館などもありますが、腹も減ってきたことだし今回はここでUターンして
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河内町岳にある「ニュードライブインUFO」へ寄ってみました。
いささか昭和の香りがする「ドライブイン」という名称は
最近ではあまりみかけなくなりましたが
ニューと付く位だからわりと最近建てられたものなのでしょう。(2020年9月オープン)
「UFO」は同じ敷地内にある優峰園(ゆうほうえん)フルーツランドからきています。
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店内もおNEWな感じでおしゃれな雰囲気
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ここでUPO麺(ユーポー麺)とやらをオーダーしてみました。
「UFO」じゃないんかい ! と思わず突っ込みたいところですが
中華料理の油溌麺(ゆうぽう麺)に由来するものらしいです。
UFOを思わせるような金属製の食器で、麺をよくかき混ぜて食べます。
もっちりの麺にパクチー独特の香りが刺激的
一口食べると宇宙人もびっくりするくらいの超激辛味でした。
これは辛いの好きな人にはたまらないかも。
辛いの苦手な人には甘いスイーツ系もあります。

今回はなかなか印象的な金峰山周辺巡りでありました。

恐竜の郷として知られる熊本県上益城郡御船町ですが、他にも石橋の多い町でもあります。
今回はそんな御船町の石橋巡りをしてみました。
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まず最初に御船町上野にある
八勢眼鏡橋です。 

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安政2年(1855年)御船町から矢部や日向に続く日向往還に
架けられたもので
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長さ62m 幅4.35m 高さ10.3mの大きな橋です
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熊本県指定重要文化財の一つでもあります。06IMG_8277_1
横にはもう一つの石橋もあり
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橋の先には日向往還として続く石畳が残っています。

この石橋から数kmの所に「凱旋門」があります
凱旋門と言えば、フランスのエトワール凱旋門のような立派なものを
思い浮かべられるかと思いますが
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ちょっとスケールは違いますけど、こちらが御船の「凱旋門」です。
県道221号(田代御船線)古閑迫の道路両側にふたつの石柱があり
画像左側の石柱には「明治三十九年一月十日設立 上益城郡七瀧村」
右側の石柱には国旗と「日露戦役紀念」とあります。
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この地区から日露戦争に従軍した兵隊を迎えたものでしょう。
戦勝記念碑ではありますが、平成28年(2016年)の熊本地震による傷跡が
少々痛々しく、長い年月を刻んできた凱旋門も
さすがに地震には勝てなかったという事でしょうか。
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近くには麻生交通(御船町コミニュティバス)のバス停と
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凱旋門を思わせるような?立派な木造のバス待合所がありました
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下鶴橋
御船町滝尾下鶴 明治19年(1886年)架橋
長さ71m 幅5.5m
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通潤橋の架橋でも知られている肥後の種山石工・橋本勘五郎と
その子、橋本弥熊親子による建造で
橋の親柱には杯と徳利の形がなど彫られており、なかなか個性的です。
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清酒〇〇鶴とか、なんだかお酒の名前にありそうですけど。
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門前川橋
 御船町木倉 文化5年(1808年)架橋
緑川流域では最も古く熊本県内でも二番目に古い石橋です。
(ちなみに移築復元を含む現存する県内最古の石橋は
山鹿市の日渡洞口橋(安永3年(1774年)だと言われています。)
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長さ7.4m 幅2.7m 高さ4.3mで
当時としては珍しい楔石工法で築かれていて
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石組みの独特のアーチが美しい橋です
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石橋を見学した後は
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御船町御船にあるケーキハウスロシアンで
「御船 石橋サブレ」を購入しました。
このサブレのラベルに描かれている二連アーチの石橋のイラストは
かつてこの店の近くの御船川に架かっていた御船川眼鏡橋でしょうか
県の重要文化財にも指定されていましたが、残念ながら
昭和63年(1988年)の集中豪雨で流失してしまいました。

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流失した橋の後には「思い出橋」という橋が架けられて
そのたもとにはかつての御船眼鏡橋のモニュメントがあります。
忘れてはならない御船の重要な石橋でした

熊本県玉名郡長洲町の「金魚の館」では現在「第7回おひなさまときんぎょ展」が
行われています。
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おひなさまと金魚、一見共通点なさそうですが、
実は3月3日は「金魚の日」でもあり
江戸時代に桃の節句を祝うひな飾りの中に金魚も飾っていたという
風習があったことからその日に制定されたそうです。
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   会場ではイラストレーターにしだあつこさんのプロデュースによる
おひなさまときんぎょをテーマにした作品が飾られています。
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イラストのタペストリーや
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可愛らしいひな人形に
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豪華七段飾りなどが展示されています。
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また会場では創作人形も展示されており
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福岡県柳川市でお馴染みの「さげもん」や
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愛らしい人形に
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今のご時世を反映してアマビエなどもありました。
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会場ではもちろん金魚も展示されています。
櫓をイメージして造られた展示スペースです。
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写真は「日本オランダ獅子頭」
日本で古くから親しまれている金魚です。
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こちらは長洲町のマスコットキャラクターの「ふれきんちゃん」を
モチーフにして改良された「リアルふれきんちゃん」
元にもなっている「頂天眼」よりもより眼が前を向いています。
水槽で泳ぎ周る金魚を見ていると飽きることはありません
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おひなさまときんぎょを見た後は
長洲町長洲にある「お菓子のよね村」で名物の「金魚もなか」を買って帰りました
可愛らしい金魚の形をしています。

第7回おひなさまときんぎょ展は3月14日(日)まで行われています。
入場無料
開館時間 9:00~17:00
無料駐車場有

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