中島の九州ブログ

九州内の名所や行事などを紹介したブログです。 ご覧いただきありがとうございます。

2022年03月

熊本県球磨郡湯前町にある潮神社(うしおじんじゃ)は
別名おっぱいの神様と言われている神社です。

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うっそうとした林の中の大きな木に囲まれた静かに地にあり
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歴史を感じる古い建物がなんだか雰囲気があります。
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宮崎県の鵜戸神宮の分社とされ
主祭神は鵜戸神宮とおなじ「ウガヤフキアエズノミコト」
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別名おっぱい神社の名があるように
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拝殿にある白いものは
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乳房を模ったもので
出産の前後にこれを作って奉納すると、乳の出が良くなるといわれています。
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他にも子宝や安産祈願、病気など、いろんな願い事が書かれています。
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神社の近くにある潮井戸は山の中にあるのに塩分を含んでいて
地下山脈で宮崎の日南海岸とつながっていると伝えられており
そのため潮神社の名前の由来になったとも言われています。
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井戸の前には潮井戸と潮神社についての案内板があります。
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神社の横にはため池があり
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一帯は潮ため池公園となっています。
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潮神社の最寄り駅でもあるくま川鉄道の湯前駅へ行ってみました。
ホームには潮神社にちなむ潮の鐘があります。
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最後に湯前駅からほど近い庄籠製菓で
潮神社にちなんで作られている
おっぱいまんじゅうを買って帰りました。
ミルク風味の洋風な味の饅頭です。

熊本県球磨郡水上村岩野にある千光山生善院は通称猫寺と呼ばれる寺です。
この寺は寛永2年(1625年)に人吉・球磨地方を統治していた相良藩が
ある霊を鎮めるために建てられました。

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ある霊とはかつてこの地にあった普門寺の住持・盛誉法印が相良藩により
無実の罪で殺されたため
その母・玖月善女はわが子を思い愛猫の黒猫玉垂に怨みを言い含め
わが子の後を追って死ぬと以後猫の怨念により次々と奇怪なことが起きたので
その霊を鎮めるために建立されたと言われています
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山門の前には狛犬ならぬ狛猫が両脇に建てられています。

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生善院観音堂は江戸時代前期(1625年)の建立で
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国指定重要文化財に指定されています。
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観音堂は堂内の金箔や極彩色の厨子や須弥壇と
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堂の内外を漆塗りとした霊屋的な意匠をもつ建物です。
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観音堂と左側が本堂です。
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生善院の本堂前には
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奉納された猫たちや
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猫おみくじと猫絵馬などが並んでいます。
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こちらはねがい猫玉垂
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多言語で書かれている猫寺伝説の案内板
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観音堂裏の倉庫には春の大祭に使用された化け猫の神輿もありました。
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悲運の伝説がある猫寺ですが
猫好きの方なら一度は訪れてみたいところです。

今回は熊本県上天草市松島町の阿村周辺へと行ってみました
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まず訪れてみたのが まてが浜

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夏には海水浴場としても利用されるところですが
今は誰もいない静かな春の海です。
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海岸から高い鉄塔が見えます。
近くまで行ってみました。
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苓北火力線の送電線の鉄塔で高さ195m
九州で一番高い鉄塔だそうです。
下から見てもかなり高そうです。
横には案内板もあります。
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ちなみに日本で1番高い鉄塔は広島県竹原市の
中国電力大三島線にある鉄塔で226m
案内板には日本で2番目となっていますが
新たにこれより高い鉄塔が出来て現在は3番に後退したようです。
(現在の2番目は中国電力大崎線の223mだそうです)
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鉄塔のすぐ横には灯台もあります。
下大戸ノ鼻灯台でキリシタン文化をイメージしてデザインされています。
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これも鉄塔の近く道路沿いにある大戸鼻古墳群です。
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6世紀頃と推定される古墳で5基の内4基が現存しています。
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2基ある装飾古墳の内
中古墳が内部を見ることができます。
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石室内
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もうひとつの北古墳は石室内に壁画があるらしいですが
保存のため中を見ることはできません。
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古墳の近くにある金刀比羅宮です。
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海の安全を守ります。
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最後は高舞登山(たかぶとやま)へ登ってみました。
標高117mの山頂にある展望台からは
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天草の島々と天草五橋のパノラマが広がります。

島原・天草の乱の中心人物として知られる天草四郎
その天草四郎が戦いの時、潜んで作戦を練ったと言われる場所が
熊本県上天草市大矢野町登立にあります。

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天草四郎伝説の洞窟「吹割岩」です。

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案内板のある駐車場から
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150mほど進むと
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天草四郎の洞窟吹割岩です

約300万年ほど前天草にあった火山溶岩ドームの裂け目で

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両側に切り立った岩が迫り、ひんやりとした空気感が漂います。
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天草四郎の洞窟(吹割石)の由来が書かれている案内板
書かれている内容は駐車場の入り口のと同じですが
35年位前に立てられたもので年月を感じます。
案内板の一部には
万一に備えてこの洞窟を島原の原城まで堀りぬかせていたともいわれ
原城落城のおり天草四郎は死んだことになっているが
実はこのトンネルを通ってこの洞窟にのがれて
来たとの一説もある
と記されています。
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岩のそばには不動明王や
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弘法大師なども
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奉納されていました。
この地は大矢野八十八か所のひとつ、番外奥の院にもなっています。
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吹割岩を見学した後は大矢野町中の天草四郎ミュージアムへ
天草四郎についてより深く知ろうと思ったらやはりここでしょう。
ここでは天草島原の乱や南蛮文化、キリスト教伝来等について学ぶことができます。
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入口前には天草四郎の顔はめ看板や
その先には
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マリア像などもあります。
ミュージアムに隣接する天草四郎公園は
現在法面補強及び造成工事中で
以前丘の上にあった天草四郎像は移動されていました。
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天草四郎公園の向かい側、道の駅上天草さんぱーるに
移動販売車の天草四郎人形焼きがあったので買ってみました。
柑橘系の風味でなかなかいい感じです。
駐車場の車の中で食べていたら
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道路を挟んで四郎公園下の広場に
殉教天草四郎之像がありました。
鉄骨に縛られています。
四郎よ、どこに行く?

熊本県の人吉・球磨地方では現在「人吉球磨のひなまつり」が行われています。

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人吉・球磨地域の10市町村、約30ヶ所の観光施設や飲食店などで
各地域ごとにそれぞれ催しが行われていますが
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今回はその中のひとつ人吉市赤池原町の国道219号線沿い
「道の駅人吉・人吉クラフトパーク石野公園」へ行ってみました。
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ひなまつり会場となっている焼酎館です。
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手前にあるのは人吉の郷土玩具、巨大なきじ馬です。 
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会場内には
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さまざまなひな人形が飾られており
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創作雛から
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伝統的な雛まで
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その数約500体
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今回で24回目となるこのひなまつりも
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昨年は新型コロナウィルスや一昨年の7月豪雨の影響で
中止となりましたが
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今回は「人吉・球磨の元気を伝える」イベントとして
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2年ぶりの開催となりました。
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また開催されて良かったです。
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焼酎館の先にある高さ25mの展望所からは
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360度パノラマの人吉球磨の風景が望めます。
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展望所内一階にある推定樹齢1000年の市房夫婦杉の中にある

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木彫りのひな人形も何だか味があります。

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