中島の九州ブログ

九州内の名所や行事などを紹介したブログです。 ご覧いただきありがとうございます。

2022年04月

熊本市の宮本武蔵ゆかりの地を訪ねて、西区松尾町平山の霊巌洞までやってきました。
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霊巌洞がある雲巌禅寺です。

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南北朝時代に建立されたと伝えられる曹洞宗の寺で
九州西国三十三観音第14番霊場札所となっています。
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その雲巌禅寺の一番奥にあるのが霊巌洞です。
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急な石段を登っていくと大きな洞窟が現れます。
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ここには本尊・石体四面の馬頭観音が安置されており
それに因んでこの一帯は岩戸観音とも呼ばれています。
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宮本武蔵は晩年ここに籠り兵法の極意書「五輪書」を書いたとされています。
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霊巌洞の途中には五百羅漢があります。
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まだ武蔵の時代にはなかったもので
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それから約150年の時を経て
商人・淵田屋儀平とその子孫が24年の歳月をかけて奉納したものです。
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寺の宝物館には兵法五輪書(写本)などが展示されていました。
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少し離れた駐車場には勝ち運を呼ぶ武蔵像があります。
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スポーツなどの必勝祈願に訪れる人が多いようですが
今のこの時期はやはりコロナに打ち勝って終息を願いたいものでしょう。

熊本市では現在「第38回全国都市緑化くまもとフェア くまもと花とみどりの博覧会」 
が行われています。
街なかエリア、水辺エリア、まち山エリア、の三ヶ所に会場がありますが

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今回は街なかエリアの花畑広場周辺へと行ってみました。

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花畑広場にはくまもと花博のフラワーアンバサダー 
ニコライ・バーグマンさん監修の大花壇が設置されています
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県産の花き約7万株を使用した180mにも及ぶ大花壇で
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球体などの立体オブジェも組み合わされています。
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サクラマチクマモトをバックに
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サクラマチクマモトから見た会場です。
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訪れたのは4月初旬、サクラマチにふさわしい風景でした。
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道を挟んで花畑広場に隣接する辛島公園でも
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様々な展示で花が飾られていました。
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こちらは新市街アーケードの入り口付近に設置されている
花で作られたくまモン
くまもと花とみどりの博覧会は5月22日(日)まで行われています。

剣豪宮本武蔵は晩年を熊本で過ごしています。
寛永17年(1640年)細川家三大目当主忠利の招きで肥後の国にやってきました。
今回はそんな宮本武蔵の足跡を訪ねて熊本市内を周ってみました。
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まずは熊本市北区弓削にある武蔵塚公園です。
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ここには宮本武蔵の墓があります。
この場所は当時参勤交代の主要道であった大津街道に面したところで
武蔵が仕えた細川忠利の参勤交代の折
その無事を見守りたいと武蔵の遺言により鎧兜姿で葬られていると言われています。
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墓碑には新免武蔵居士石塔と彫られています。
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宮本武蔵先生獨行道に就て
一、世々の道をそむくことなし
一、身にたのしみをたくまず
などが書かれており、最後は
一、常に兵法の道をはなれず
でした。
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公園内には二天一流の構えをする武蔵像もあり
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像の横には二天一流(五方の形)の案内板がありました。
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公園内にある武蔵うどんに寄ってみました。
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武蔵うどん、小次郎うどん、お通うどん、又八うどんなど
武蔵に因んだメニューになっていますが
今回はやはり武蔵うどんでしょう。
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杵つきの餅に椎茸、蒲鉾、とろろ昆布、花かつおなどに
太い面が入っているのが特徴です。
こしがあって出汁も美味しかったです。
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武蔵塚公園から西に
こちらはもうひとつの武蔵塚、西区島崎にある西の武蔵塚です。
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ここは宮本武蔵の弟子である寺尾信行一族の墓があり
龍田の武蔵塚公園には刀剣のみを埋め
この地に武蔵を埋めたという説もあります。
真偽のほどはわかりませんが、武蔵ゆかりの地には間違いありません。
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西の武蔵塚から少し南へ行くと谷尾崎梅園があります。
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梅の時期には見事な花を咲かせてくれます。
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そんな梅園の奥の斜面にあるのが伝宮本武蔵の坐禅石です。
巨石の上は畳二畳分ほどの広さがあり
昔から座禅石と呼ばれていたらしいです。
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武蔵はここで座禅を組み
ここから更に岩戸観音を目指したとあります。

熊本県上天草市大矢野町にある維和島は大矢野島の東側
八代海に浮かぶ面積6,55㎢ほどの島で

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大矢野島とは野牛島の西大維橋を経て東大維橋で結ばれています。
全長380mの鋼吊り橋で昭和50年(1975年)に架けられました。
道幅はやや狭いものの見た目も美しい立派な橋です。
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維和島側から見た東大維橋です。
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天草四郎の母の里とも言われ
島の東側の蔵々港には天草四郎にまつわる案内板がずらりと並びます。
詳しいことは省略しますが
「天草四郎と荒神の古井戸」、「天草・島原の乱と関戸杢右衛門」
「天草四郎時貞と殉教戦」、「天草・島原の乱と天草四郎時貞」
などについての案内板です。
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島全体が九州オルレコースになっています。
オルレとは韓国済州島発祥のトレッキングで
時分なりにゆっくりと歩きながら自然を満喫しようというものです。
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途中にはこんな案内板もありました。
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また維和島は車海老養殖発祥の地で
明治38年(1905年)全国で初めて車海老が養殖された所だと言われています。
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記念碑周辺には多くの車海老の養殖場があります。
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島の中央部にある維和桜花公園へ行ってみました。
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ここは昭和35年(1960年)まであった維和小学校の跡地で
広場では桜が見頃になっていました。
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ベンチの横にあるのは今や知っている人も少なくなった
平成11年(1999年)に開催されたくまもと未来国体の公式マスコット「ひっくる」です。
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他に「もっくる」、「みっくる」と三体いて
大矢野町ではミニバレーボールのデモンストレーション
が行われたみたいです。
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展望台まで行ってみます。
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展望台からは
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天草の島々が一望できます。
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展望台の周辺にもいろんな種類の桜がありました。
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最後に島の南端の下山地区にある人面岩まで行ってみました。
日本奇岩百選にも認定されている岩で、確かに人の顔のようにも見えます。
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人の心を映す岩で見る人によっていろいろな表情に見えるそうです。
悲しんでいるように見えますか?
喜んでいるように見えますか?
怒っているように見えますか?
笑っているように見えますか?
叱っているように見えますか?
うーん、どうでしょう。
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人面岩の前には約8500万年前の姫浦層群の海岸が広がります。
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自然ゆたかで結構見どころもある上天草市の維和島でした。

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