中島の九州ブログ

九州内の名所や行事などを紹介したブログです。 ご覧いただきありがとうございます。

2023年08月

大分県豊後大野市大野町にある沈堕の滝(ちんだのたき)です。
大野川中流にある雄滝と支流にある雌滝を総称して沈堕の滝としていますが
メインはやはりこの雄滝でしょう。
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高さ約20m、幅約100mで
同じ豊後大野市にある原尻の滝が「東洋のナイアガラ」と呼ばれるのに対して
こちらは「豊後のナイアガラ」もしくは「大野のナイアガラ」
とも称されています。
表現としてはいささか格下のイメージもありますが
スケール的には原尻の滝にも負けないくらいの滝ではないかと思います。
国の登録記念物にも登録されており
古くは室町時代の水墨画の大家、雪舟が描いた
「鎮田瀑図」のモデルとなったと言われている歴史のある名瀑です。
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「ちんだの滝ふれあい公園」の展望所から見た滝です
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公園から杵築社の扁額のある鳥居をくぐり
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神社に参拝し、遊歩道を数分歩くと
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滝に一番近い滝見台に到着します。
ダイナミックなスケールでさすがは豊後のナイアガラです。
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滝が二段になってるのは明治時代に滝の近くの発電所建設に伴い
すぐ上流に取水用の堰が設けられたためです。
一時は堰がかさ上げされ水量が減少し景観が損なわれた時代もありましたが
現在は堰堤強化工事を施し、一定の水量が流れ
美しい滝の姿を見ることができます。
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その発電所というのが滝見台と駐車場を結ぶ遊歩道の途中にある
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沈堕の滝発電所跡です。
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1909年(明治42年)に豊後電気鉄道株式會社によって建設されたもので
別大電車(別府~大分間の路面電車)の電力配給や
大分への電力配給のため建設されました
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           その後、下流に新しい発電所ができたため            
1923年(大正12年)にその役割を終えています。
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跡地は近代化遺産として指定されています。
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石造りの何連ものアーチが続く不思議な空間です。
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ふれあい公園内の敷地には案内板や
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水車発電所の説明として、かつて安心院町の発電所で使用されていた
ポンプなどが展示されています。
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今なお残る発電所跡にある放水口と沈堕の滝です。

世界文化遺産にも指定されている熊本県荒尾市の万田坑へ行ってみました
1800年代の終わりから竪坑が作られ、1900年代前半には石炭産業の
最盛期を迎えていた万田坑ですが、1951年(昭和26年)に採炭を終了
1997年(平成9年)に閉山しています。
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そんな石炭産業を支えた三池炭鉱の万田坑は
明治日本の産業革命遺産製鉄・鉄鋼・造船・石炭産業として
九州内や本州の他の施設と共に2015年(平成27年)にユネスコ世界文化遺産
に登録されています
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入場への玄関口万田坑ステーションです。
ここで入場券を購入します
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中には展示室などがあります
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煉瓦造切妻二階建ての中にあるのは
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第二竪坑巻揚機室です
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国重要文化財に指定されています
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ケージ巻揚機
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巻揚機室からの眺め
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1909年(明治42年)に竣工された煉瓦造りの建物です
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万田坑のシンボル的存在の
国重要文化財にも指定されている第二竪坑櫓です
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総鋼鉄製で高さ18.9m、1908年(明治41年)竣工
英国製の鋼材が使用されています
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第二竪坑坑口
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ケージ(昇降用エレベーター)です。
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地下264mへと続く竪坑口
(現在は塞がれています。)
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山ノ神祭祀施設(国重要文化財)
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職場(修繕工場)
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選炭場跡にはかつてこの地区で活躍した
炭坑電車の12号機と18号機が2023年(令和5年)7月から
展示されています。

大分県豊後大野市緒方町を訪れてみました。
緒方町で有名な観光地と言えば、やはり「東洋のナイアガラ」と称される
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原尻の滝でしょう
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滝のそばにある吊り橋の滝見橋から見ると滝がよく見えます。
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橋の中央部あたりから見た原尻の滝です
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幅120m、高さ20mを誇る名瀑で
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日本の滝百選にも選ばれています。
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下まで降りてみました
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滝つぼ前から
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ダイナミックな流れです。
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滝の横から。
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滝の上には道路があって向こう側まで行くことができます。
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いわゆる沈下橋でこの道路の下を水が流れています。
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滝上流の河原に見えるのは二ノ宮八幡宮の鳥居です
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橋を渡った反対側から。
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原尻の滝の近くの民芸品店にあった丸ポスト
景観用で実際には使用されていません
以前は日本郵便と同じ赤ポストでしたが
原尻の滝の水色をイメージされるような青色に塗り替えられています。
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滝を見た後は石橋巡りをしてみました
原尻の滝から600mほど上流に行くと
原尻橋があります
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1923年(大正12年)に架けられ、橋長73.0m、径間13.0mの5連石造橋です
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原尻橋から大野川下流、原尻の滝を挟んで3km程下ると
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鳴滝橋(なるたきはし)です
1922年(大正11年)架設された橋長50mの5連石造橋で
原尻橋と共に緒方町を代表する石橋です。

7月下旬、佐賀市兵庫町のひょうたん島公園のひまわりを見に行ってきました。
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ひょうたん島公園周辺にはこの時期約25万本ものひまわりが咲き誇ります
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公園の南側には国道34号線佐賀バイパスの高架橋兵庫大橋が見え
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その手前には長崎本線も走ります。
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ひまわりは西側の他、北側にも少し咲いていました。
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ひょうたん島公園には管理棟の「四季のめぐみ館」があり
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展望所や
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子供向けの遊具などもあります
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この日もうだるような暑さでしたが、
青空の下の鮮やかな黄色いひまわりに
ちょっとだけ癒されたような気がしました。


猛暑のこの夏、涼を求めて熊本県菊池市の菊池渓谷へ行ってみました。
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菊池川の源をなす菊池渓谷は夏は避暑地、秋は紅葉の名所として知られ
日本名水百選、日本の滝百選、くまもと緑の百景、熊本の自然百景
などに選定されています
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入り口から赤い吊り橋を渡り
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遊歩道をしばらく進むと
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最初の見どころ黎明の滝です。
水しぶきが上がる様子が夜明けの靄(もや)を思わせることから名づけられました
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今回訪れた時は文字通り靄がかかったような状態で
またいつもよりもかなり水量も多いようでした。
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森林浴を感じながら先へと進みます
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天狗滝です。
落差8mの落差で豊富な水量がダイナミックに流れます。
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遊歩道の途中にはオオキツネノカミソリも咲いてました
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四十三万滝
景勝地百選で43万票を集めたことから命名されました
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また1日平均水量43万石(約7.8万t)が由来するという説もあります。
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さらに先に進むと靄の先に赤い橋が見えます。
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近くには水天宮も祀られています
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広河原です
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橋を渡り入り口より約1kmの地点です。
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帰りは平坦な道矩の九州自然歩道を戻ります
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紅葉ヶ瀬
今の時期も緑がきれいでいいものです。
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水辺はひんやりとして心地よく爽やかさを感じました。
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入り口近くの水力発電用せき
人工の水のカーテンですが、ここもまた涼しげです。
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帰りにビジターセンターへ寄ってみました
観光情報の他、特産品や軽食などもがあり
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広い窓の先のテラスからは菊地渓谷の流れを見ることができます。

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