大分県豊後大野市大野町にある沈堕の滝(ちんだのたき)です。
大野川中流にある雄滝と支流にある雌滝を総称して沈堕の滝としていますが
メインはやはりこの雄滝でしょう。
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高さ約20m、幅約100mで
同じ豊後大野市にある原尻の滝が「東洋のナイアガラ」と呼ばれるのに対して
こちらは「豊後のナイアガラ」もしくは「大野のナイアガラ」
とも称されています。
表現としてはいささか格下のイメージもありますが
スケール的には原尻の滝にも負けないくらいの滝ではないかと思います。
国の登録記念物にも登録されており
古くは室町時代の水墨画の大家、雪舟が描いた
「鎮田瀑図」のモデルとなったと言われている歴史のある名瀑です。
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「ちんだの滝ふれあい公園」の展望所から見た滝です
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公園から杵築社の扁額のある鳥居をくぐり
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神社に参拝し、遊歩道を数分歩くと
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滝に一番近い滝見台に到着します。
ダイナミックなスケールでさすがは豊後のナイアガラです。
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滝が二段になってるのは明治時代に滝の近くの発電所建設に伴い
すぐ上流に取水用の堰が設けられたためです。
一時は堰がかさ上げされ水量が減少し景観が損なわれた時代もありましたが
現在は堰堤強化工事を施し、一定の水量が流れ
美しい滝の姿を見ることができます。
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その発電所というのが滝見台と駐車場を結ぶ遊歩道の途中にある
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沈堕の滝発電所跡です。
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1909年(明治42年)に豊後電気鉄道株式會社によって建設されたもので
別大電車(別府~大分間の路面電車)の電力配給や
大分への電力配給のため建設されました
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           その後、下流に新しい発電所ができたため            
1923年(大正12年)にその役割を終えています。
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跡地は近代化遺産として指定されています。
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石造りの何連ものアーチが続く不思議な空間です。
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ふれあい公園内の敷地には案内板や
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水車発電所の説明として、かつて安心院町の発電所で使用されていた
ポンプなどが展示されています。
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今なお残る発電所跡にある放水口と沈堕の滝です。