熊本県阿蘇郡小国町大字黒淵に推定樹齢1300年の阿弥陀杉があります
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かつて熊本県内最大と言われた幹囲12,6m 幹高38m  枝張り37.5mのこの阿弥陀杉
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国指定天然記念物にも指定されていましたが
残念ながら1999年(平成11年)の台風18号の影響により
全体の約三分の二ほどが倒木してしまいました
下の案内板の被害前の写真と比べると現在は大きく形態が変わっています
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養生のため下の方はいくつもの支柱で支えられています
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この阿弥陀杉はかつて国民的な映画でもあった
「男はつらいよ」シリーズの
第21作「男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく」(1978年(昭和53年)
のロケ地となった場所でもあります
もちろん台風被害以前の話ですが。
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映画のDVDを観てみると、この杉の下で
武田鉄矢さん演じる青年留吉が女性にフラれる場面に遭遇した
寅さんが名セリフで享受する場面があります
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木の下はひんやりとした冷気が流れ
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何かパワースポットのような感じです
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阿弥陀杉の横には倒木した一部も保存されています
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阿弥陀杉から南に数km
南小国町の田の原温泉に旅館大朗館があります
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寅さんがふらりと訪れ、宿泊した宿と言う設定で
映画では犬塚弘さんが宿の主人役をされていました
散歩でもしてくると言う寅さんに
「そんならこん川を下ると大きな千年杉のあるきー、見てきたらよかたい」
と勧めています
実際はとても歩いて行ける距離ではありませんが、そこはまぁ映画の世界
当時と旅館の外観は変わり、隣の共同浴場もなくなっていましたが
玄関前には男はつらいよ仕様の自動販売機や
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寅さんの顔はめ看板
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旅館の前には映画の看板絵なども展示されていました
映画の公開からすでに45年以上経っていますが
ここには寅さんの影響がまだまだ残っていました