九州、とりわけ熊本県は石橋の多い県でもあります。
中でも県央部の緑川流域にかけては多くの石橋が点在します。
その中で今回は下益城郡美里町にある石橋を見て周りました。
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まずは美里町の代表的石橋でもある二俣橋(ふたまたきょう)
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津留川(写真左側)と釈迦院川との合流点に架かる石橋で
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二俣渡(文政13年、1829年架橋)(写真手前)
と二俣福良渡(文政12年、1830年架橋)
の二つの橋が直角に交わるように架かっています。
二俣渡、長さ28.0m 幅3.30m 高さ8.0m
二俣福良渡は橋の長さ27,0m 幅2.50m 高さ8.0mとなっています。
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毎年11月から3月のお昼の時間帯には石橋のアーチの影が水面にハートの形を作り
ハートの石橋としても人気です。
恋人の聖地にも指定されています。
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二俣橋から見える釈迦院川上流にある年祢橋(としねばし)
美里町指定文化財にも指定されており
長さ60.0m 幅8.0m 高さ24.0mで他の石橋とは作られた時期が違い
1924年(大正13年)に架けられ美里町の中では最も年代の新しい橋です。
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佐俣・今にある馬門橋(まかどばし)
町指定文化財で長さ27.0m 幅2.97m 高さ9.20m
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文政11年(1828年)に架けられています。
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石野字県にある県橋(あがたばし)
長さ5.5m 幅1.8m 高さ3.1mの小さな橋で
慶応1年(1865年)架橋
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雄亀滝橋(おけだけばし)
長さ14.0m 幅3.63m 高さ10.7mで
架橋は文化14年(1817年)
県内最古の現役用水橋として県指定文化財にも指定されています。
水路橋の石橋としては山都町にある通潤橋が有名ですが
その通潤橋よりも40年も前に造られています
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大窪橋(おおくぼばし)
嘉永2年(1849年)長さ21.0m 幅2.7m 高さ6.05m
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零台橋(れいだいきょう)
弘化4年(1847年)に架けられ
長さ89.86m 幅5,45m 高さ16.32m
江戸時代石造単一アーチ橋としては日本一の大きさを誇り
国指定重要文化財にも指定されています
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緑川本流に架かる橋で、上流には
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緑川ダムが見えます。
緑川の流水調節を主目的とし、かんがいと発電の機能を併せ持つ多目的ダムとして
1971年(昭和46年)に建設されました。
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管理棟と
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緑川ダム資料館などがあります。
石橋と緑川ダムを見学した後は
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美里町小莚(こむしろ)にあるコムシロンカフェに寄ってみました
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ここで地元の豆腐のもろみ漬を使ったコムシロンパスタをオーダーしてみました。
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豆腐のもろみ漬けの風味が感じられてなかなかの味です。

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