中島の九州ブログ

九州内の名所や行事などを紹介したブログです。 ご覧いただきありがとうございます。

カテゴリ:熊本の記録 > 天草方面

島原・天草の乱の中心人物として知られる天草四郎
その天草四郎が戦いの時、潜んで作戦を練ったと言われる場所が
熊本県上天草市大矢野町登立にあります。

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天草四郎伝説の洞窟「吹割岩」です。

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案内板のある駐車場から
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150mほど進むと
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天草四郎の洞窟吹割岩です

約300万年ほど前天草にあった火山溶岩ドームの裂け目で

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両側に切り立った岩が迫り、ひんやりとした空気感が漂います。
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天草四郎の洞窟(吹割石)の由来が書かれている案内板
書かれている内容は駐車場の入り口のと同じですが
35年位前に立てられたもので年月を感じます。
案内板の一部には
万一に備えてこの洞窟を島原の原城まで堀りぬかせていたともいわれ
原城落城のおり天草四郎は死んだことになっているが
実はこのトンネルを通ってこの洞窟にのがれて
来たとの一説もある
と記されています。
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岩のそばには不動明王や
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弘法大師なども
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奉納されていました。
この地は大矢野八十八か所のひとつ、番外奥の院にもなっています。
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吹割岩を見学した後は大矢野町中の天草四郎ミュージアムへ
天草四郎についてより深く知ろうと思ったらやはりここでしょう。
ここでは天草島原の乱や南蛮文化、キリスト教伝来等について学ぶことができます。
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入口前には天草四郎の顔はめ看板や
その先には
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マリア像などもあります。
ミュージアムに隣接する天草四郎公園は
現在法面補強及び造成工事中で
以前丘の上にあった天草四郎像は移動されていました。
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天草四郎公園の向かい側、道の駅上天草さんぱーるに
移動販売車の天草四郎人形焼きがあったので買ってみました。
柑橘系の風味でなかなかいい感じです。
駐車場の車の中で食べていたら
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道路を挟んで四郎公園下の広場に
殉教天草四郎之像がありました。
鉄骨に縛られています。
四郎よ、どこに行く?

熊本県上天草市松島町合津の松島総合センターアロマ前の畑では
今年も菜の花が見頃を迎えていました。
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ここ天草の春は早く、一月中旬頃から二月中旬頃にかけて
早咲きの品種の菜の花が咲きます。
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本来ならもう少し早く行きたかったのですが
週末ごとに天候があまり良くなくて
なかなか行くことが出来ず、二月初旬にようやく見ることが出来ました。
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約1.3ヘクタールの敷地に広がる
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およそ100万本と言われている松島町の菜の花畑です。
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菜の花特有の香りに何だか癒されます。
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雲ひとつない快晴とまではいきませんでしたが、
何とか青空の下で美しい菜の花を見ることが出来て良かったです。
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菜の花畑の近くの合津港には龍の形をした足湯があります
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「松島温泉 龍の足湯」です。
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天井部分には地元に伝わる「池島の龍伝説」の説明文が書かれてあり
説明文と海と天草五号橋を眺めながら足湯を利用できます
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足湯の横には黄金の龍もありました。

熊本県天草市に近年パワースポットとしても人気の大きなあこうの木があります。
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大あこうの木があるのは天草町大江にある西平椿公園です。
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毎年3月頃は椿の花がきれいですが
最近は年間を通してあこうの木を目当てに訪れる人も多くなりました。
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広場前には大あこうの木に因んで
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縁結びや大願成就を願う絵馬も販売されています。
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販売所の横から山側を見ると大きな岩(大岩さま)があり
しめ縄が掛けられていました。
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海側の展望所からは
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1kmほど沖合にある大小約20の岩礁からなる
大ヶ瀬、小ヶ瀬が見えます。
この辺りは天草海中公園に指定されています。
大あこうの木は
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広場から90mほど下ったところにあります。
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巨岩を包むあこうの木の木です。
高さ約20m、幹回り6.1m、推定樹齢100年以上のこの木は
アニメ「天空の城ラピュタ」の世界を彷彿とさせることから
「天草のラピュタ」とも呼ばれています。
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巨石をがっしりと掴むように根が幾重にも延びており
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強い生命力を感じます
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この場所にくると何かパワーを授かるような気がしました。
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あこうの木から遊歩道を150mほど下ると第二の展望所があり
海辺が近くなります。
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もう一つの目的地を目指してそこから更に下ヘと向かいます。
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木々のトンネルを抜けると視界が広け
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希望の岬に出ます。
ここには希望の鐘が設置してあるので
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鳴らしてみました。
静かな山間の海辺に波の音と鐘の音だけが響きます。

2021年3月にオープンした熊本県天草市の「道の駅 宮地岳かかしの里」は
文字通り、多くのかかし達に出会えるちょっと珍しい道の駅です。
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国道266号線沿いの入口付近には大きな農作業姿の像と
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大勢のかかし達が出迎え
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そこから奥へ進むと「道の駅 宮地岳かかしの里」です。
建物は2012年に廃校となった旧宮地岳小学校跡を利用しています。04IMG_9795_1
二階のベランダからも
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多くのかかし達がお出迎えです。
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後ろ姿はまるで本物の人間のよう。
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二階の教室ではかかしによる授業風景が再現されています。
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どれもがユニークで個性的な表情です。
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掃除中の廊下を通り
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隣の教室ではかかしを作る工程も
何故か大きなサンタクロース?や大物ミュージシャン?の姿も
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発泡スチロールを削り、かかしの頭を作る製作工程。
かかしがかかしを作っているという何だかちょっとシュールな光景
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別の教室では結婚式を再現したものも。
全体的にどこか懐かしさを感じるような昭和レトロな感じです。
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屋外のデッキでは天草らしい崎津教会の神父さんや
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牛深ハイヤ祭りのかかしなどと記念写真も撮れるコーナーも
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外には孫と遊ぶ老夫婦の姿もありました。
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大勢のかかし達を見学して、かかし神社で疫病退散祈願をした後は
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一階にあるレストラン「苓州屋かかしの里店」で
「みやっだけ田舎定食」というのを食べてみました。
大根大王めしにそばだご汁、ハイヤ節唐揚げなど
地元天草の食材にこだわった逸品です。
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今までの道の駅とはちょっと違う
どこか懐かしくてほのぼのするような
「道の駅 宮地岳かかしの里」でした。

熊本県天草地方の最高峰でもある「倉岳」に登ってみました。
と言っても、いわゆる一般的な登山ではなく、車からではありますが・・・
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麓から倉岳へのルートはいくつかありますが、
今回は国道266号線の棚底地区から登山道を上って行きます。
目印は「棚底城跡」の案内板のある交差点です。
曲がりくねった狭い自動車道を対向車に注意しながらゆっくりと上って行きます。
途中栖本町方面からの道と合流し、広い駐車場が現れますが
更に上へと進みます。
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車で行ける最上部です。
駐車場はさほど広くなく、車4~5台が駐車できるほどのスペースになっています。
右側は平成3年に開通した道路開通記念碑
ここから頂上へは石段を登ればすぐです。
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標高682m天草最高峰の倉岳山頂です。
古代より天草の人々が霊山として仰ぐ山で
雲仙天草国立公園に指定され、倉岳六峰アルペンルートにもなっています。
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眼下には、八代海や御所浦の島々が広がり
天草の雄大な自然を感じることができます。
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横にはアマビエの石碑も建てられていました。
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山頂から更に先に進むと倉岳神社があります。
漁民と航海の安全を祈願して祀られた神社です
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比較的新しい鳥居は平成28年4月、熊本地震の数日前に落成したもの。
海をバックに山頂にそびえ立つ鳥居は絶景で
まさしく天空の神社という感じでしょうか。
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小さめサイズの狛犬です。
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海の神様らしく船の形をした石器には貝なども供えてありました。
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倉岳中腹にはパラグライダーの離陸場所もあり、
この日も一機のパラグライダーが空中散歩を楽しんでいました。
こんな雄大な景色を空から眺められるなんて最高でしょうね。
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倉岳山頂からの景色を楽しんだ後は
海辺まで下山し、倉岳町宮田にある「えびす公園」で
「倉岳えびす像」を拝んで帰りました。
台座を含めた高さが10m、日本一のえびす像です。

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