中島の九州ブログ

九州内の名所や行事などを紹介したブログです。 ご覧いただきありがとうございます。

カテゴリ: 佐賀の記録

海へと続く海中鳥居があることで知られている佐賀県藤津郡太良町の
大魚神社(おおうおじんじゃ)へ行ってみました。
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その由来は、今から約300年以上前、沖ノ島に置き去りにされた代官が
満潮で沈みかけた島から脱出しようと竜神様に助けを求めると
大魚(ナミウオ)が出てきて代官は魚の背中に乗って生還したそうです。
その後、代官は魚の名前をとって「大魚神社」を建て
岸から約2丁(約200m)の海中に鳥居を建てたと言われています。
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鳥居のある海岸から国道207号線を挟んで西側に向かうと
大魚神社があり
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本殿と
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佐賀の銘木・古木に指定されている
推定樹齢190年のイチョウの木もあります。
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神社の東側、海中鳥居がある海岸です。
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現地の案内板
多良岳から沖ノ島方向へ向けて三基の鳥居が一直線上に並んでいます。
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潮が引いていたので鳥居の一番先まで行ってみました
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これも満潮になると海へと沈みます。
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海側から見た鳥居
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しばらくすると潮が満ちてきて海への参道が徐々に沈んでいきます。
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この鳥居は30年ごとに建て替えられるそうです。
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他にもハートの鳥居と
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佐賀県全20市町に設置されているゾンビランドサガマンホール
ここにも太良町版がありました。
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「月の引力が見える町」というキャッチコピーのある太良町は
満干時の潮位の差が他の地域よりも大きくなる場所で
この鳥居も時間によっていろいろな情景を見せてくれます。
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歴史的な街並みが連なる佐賀県鹿島市にある肥前浜宿です。
この地域は江戸時代から昭和にかけて酒や醤油などの醸造業を中心に発展し
昔ながらの白壁の建物などが残っており
一帯は国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されています。
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浜中町八本木宿地区の酒蔵通りを歩いてみます。
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継場
まちなか案内所にもなっていて内部も見学できます。
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継場の二階部分
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洋館風建物は八宿公民館(浜郵便局跡)
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山口醤油醸造場
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白壁の建物が続きます。
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通りにある浜宿キッチンでランチしてみました。
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落ち着いた雰囲気の店内です
ここで土日祝限定で選べる「御膳」からこの店イチオシの
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「あら炊き御膳」をオーダーしてみました。
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大きな鯛のあらには甘辛味が染みています。
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観光酒蔵肥前屋(峰松酒造)
内部は自由に見学でき
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酒類などが販売されています。
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黒麹芋焼酎「魔界への誘い」
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試飲コーナー
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奥には懐かしい昭和の時代のものも展示されていました。
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酒蔵通りの東側から少し離れたところにある「肥前浜宿・茅葺の街並み」
漁村集落で旧池田家、中島家、中村家、荒木家住宅
伝統的な茅葺屋根の民家が現在も残っています。
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こちらは酒蔵通り西側から少し奥に入ったところにある
旧乗田家住宅
江戸時代後期の武家屋敷で内部も見学できます。
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何か昔にタイムスリップしたような懐かしい感覚に浸れる
肥前浜宿の街並みでした。

佐賀県鹿島市の祐徳稲荷神社は京都の伏見稲荷、茨城の笠間稲荷とともに
日本三大稲荷の一つにも数えられる神社です。(三大稲荷には諸説あります)
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創建は貞享4年(1687年)
倉稲魂大神 (ウガノミタマノオオカミ)
大宮売大神 (オオミヤノメノオオカミ)
猿田彦大神 (サルタヒコノオオカミ)
を主祭神としています。
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楼門
日光東照宮の陽明門を模した鮮やかな色彩で
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祐徳稲荷は別名鎮西日光とも呼ばれています。
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うまくゆく馬像
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下にあるのは縁結びの神としても知られる岩崎社
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拝殿までは通常の石段の他にエレベーターも設置されています
料金300円が必要ですが、当日は何度も利用できて
チケット代わりに天然石が入った開運おみくじを
授かることができるので、利用してみるのもいいかもです。
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エレベーターのすぐ横にある休憩所
ここからの眺めもいいものです。
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拝殿
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天井画
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神楽殿
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参道には門前商店街が連なり
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お土産としては稲荷ようかんが人気です。

佐賀市松原町にある佐嘉神社へ行ってみました。
佐嘉神社は江戸時代後期から明治時代初期に流行した藩祖を祀った神社のひとつで、
佐賀藩10代藩主鍋島直正と11代藩主鍋島直大祭神とする神社です。
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鳥居の横にあるひときわ目立つ大砲は
我が国初の鋳造鉄製150ポンドカノン砲です。

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第10代藩主・鍋島直正が嘉永3年(1850年)独自の様式反射炉を築造し
日本で初めての鉄製大砲を建造しました。
これは当時品川砲台に備えられていたのを復元したものです。
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敷地内には佐嘉神社の他に七つの神社があり
これらを合わせて八社詣巡りをすると大願がかなうと言われています。
そのうちの一部をアップします。

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3番社 松原神社
佐嘉神社より歴史は古く安永元年(1772年)に創建
鍋島直茂とその祖先を祀ります
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白磁の灯篭
肥前の陶工が直茂を「御神祖」として崇敬寄進したものです。
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2番社 松根社
鍋島直正公の側近だった佐賀藩士古川松根命をお祀りしています。
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8番社 松原梛木社
御祭神に久久能智神(くくのち)」、「大國主神(おおくにぬし)」
の二柱の大神様が勧請されていて
縁結びや商売繁盛、家内安全、子宝成就、病気平癒の
神とされています。
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4番社 佐嘉荒神社
火伏せ守り神として家庭の台所やお店の厨房の火事除け
災難除けの神様、また一家安泰の守り神です。
横には大きな竈があります。
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5番社 松原恵比須社
佐賀には恵比寿神が多く、
およそ1000体のうちのひとつして建立されました
台座には金鉱石が使われ
宝くじ当選の守り神「当たり恵比須」として人気です。
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鳥居が屋根に覆われています
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白磁で出来た鳥居の先にあるのは
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佐賀県の銘木、保存樹木としても指定されている
推定樹齢650年の松原の大楠です。
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7番社の松原河童社(まつばらかわそうしゃ)
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水害・水難防除・災難除・子供の守り神として知られており
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約240年前に作られた木造の河童「兵主部(ひょうすべ)」が祀られています。
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開運水かけ河童があり
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水をかけて祈願します。
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水みくじをやってみました。
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水瓶に浸すと文字が浮き出てきます。
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水みくじの運勢をよく読んで水みくじ納め箱に納め
松原河童社を後にしました。

佐賀市高木瀬町の住宅地の中に小さな神社があります。

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特に鳥居や神社特有の造りの拝殿らしき建物などもなく
ここが神社かと思われるようなところですが
この場所こそ、知る人ぞ知る佐賀虎神社(八雲八幡社)です。

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八雲八幡社と彫られた石碑の周りには虎のご神体があります。
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迫力のある表情の虎が全部で11体
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中でも他の虎より大きくてひときわ存在感があるのが
この青い虎と
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白い虎でしょう。
虎は強さの象徴と共に金運をもたらす動物でもあるそうです。
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その虎神様たちをじっと見ていると何だかパワーを授かりそうです。
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八角形のお堂の中で参拝します。
参拝方法は「二礼二拍手(決意・祈り)一拍一礼」となっています。
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ご利益は商売繁盛・開店・開業・来店・来客・販売・資金操り・人材育成・
事業の継続・子授け・意識の活性化・セールス・開拓・恋愛成就など
様々です。
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小さな神社ですが全国に分社があり、ここが虎神社の総本社だそうです。
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拝殿の横にはお休み処やおみくじの授かり所などがありました。

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はい、もう少しがんばって生きていこうと思います。
令和4年(2022年)は寅年です。良い一年となりますように。
本年もよろしくお願いします。

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